2016.06.25

板倉筑前介書翰を読み薩長盟約を論ずる

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2016年6月24日(金)雨

 午前中、くずし字研究会に出講。板倉筑前介(淡海槐堂)の書翰を読む。実家の下坂家の菩提寺の留守居玉苗尼死去の記載。年次特定に役立つ。が、分かるものだろうか。

 夕方から京都文教大学に出講。伏見論の一環で、寺田屋を取り上げる。その前提で薩長盟約研究のいまを論ず。やっとここで「御花畑御屋敷」を話題とする。

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2015.08.15

2つの天誅組関係史料を読んで

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 昨日、いつものくずし字研究会で読んだ2点の天誅組関係史料について。

 1点は十津川郷士が天誅組に巻き込まれて一緒に朝敵にならないように配慮せよという、文久3年9月(1863)の中川宮朝彦親王の御沙汰書。

 これまで『十津川宝蔵文書』(1981年、十津川村教員委員会)所載の伊勢藤堂新七郎宛のものは知ってたのだけれど、今回我々が読んだのは、彦根侯井伊直憲宛のもの。ほとんど同文。ということは、他にもたとえば郡山侯柳沢家に宛てたものなどもあるんだろうなという感想。

 もう1点は彦根井伊のある家臣が天誅組追討のさなか「過酒」をしたため、主君直憲から扶持切米を没収され隠居を命じられたもの(同年11月26日付、複数の家老宛)。

 この人物に前科があったというのもあるのだが、戦場での深酒というのはどういう問題をおこした上でのことだろうと気になった。風説史料にでもこの顛末を書いたものはないかしらと思った次第。

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2014.11.22

文久3年(1863)の話題ばかり

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2014年11月21日(金)はれ

 午前中、くずし字研究会に出講。いつもの会津家臣日記は、文久3年5月20日条(1863年)。足利将軍木像梟首事件逮捕者を赦免するという情報を受けて、記主らは反対を表明している。このあと家里慎太郎の梟首や、姉小路公知暗殺などが話題となるのだが、それは次回以後のこと。

 もうひとつの史料群は、年不明のもので特に重要なものでもなさそうだが、空海の書や菅原道真像が話題になっていたので取り上げた。次回は数少ない年次の特定ができるものを取り上げる。文久3年だな。

 午後から天理大学へ。天誅組の乱を話題にする。1年生には難しかったかも。

 次回は巡検予定。文久3年9月末、天誅組メンバーの一部は和州吉野郡から北上し、上街道を通って旧丹波市集落にちかづく。ここで追討側の町井治にみとがめられ逮捕される。この地が天理大学の至近なので、町井の回想を使って踏査するつもり。

 なんだ、今日は話題がほとんど文久3年ばかりだったじゃないか。

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2014.11.17

龍馬の死を読んでみた

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2014年11月15日(土)はれ

 午前中、家のなかがやけに寒く感じられた。昨日から床暖房をつけている。

 午後から「くずし字初級会」に出講。久しぶりの開催。受講者さん、忘れもせずお越しになる。「京都覚書」の異本により、洛中洛外に建てられた、たとえば京廻土居藪や高瀬川などの高札の文言を読んでみた。

 高瀬川に廃棄してはいけないものとして、塵芥はいいのだが、「埋出」というのがあった。なんだろう。「出」を「土」と読んで「埋土」でもいけるが、でもそれもよく分からなかった。

 あとは、本日龍馬殺害日だったので、関係史料を読んでみた。薩摩の中村半次郎(のち桐野利秋)の日記のその部分。遭難から2日たった、慶応3年11月17日条でその死にふれている。翌日にはさっそく墓参をしているし、龍馬の甥高松太郎や、姪の春猪の夫坂本清次郎とそこで出会っている。生前の深い交流が想像できる。

 公刊されているそれと原典をあたってみて、些細な部分だがいろいろ異なっているのに気づく。やっぱり活字にのみ頼ってたらいけないね、なんて改めて学ぶ。

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2014.08.10

大文字は「だいもじ」と読んだ由

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8月9日(土)あめのちくもり

 台風11号、上方に接近中。夜に予定されていた幼稚園父のソフトボールチーム懇親会が当日に延期になった。

 台風にともない職場待機を命じられた方が数名おられたからの由。延期はけっこうなのだが、キャンセル料、発生しなかったのだろうか。

 午後からくずし字初級会に出講。都名所図会の大文字送り火の部分を読んだ。「だいもじ」とルビがある。当時(安永9年〈1680〉)は「だいもんじ」じゃなかったらしい。

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2014.03.16

「三十三間堂之築地」とはなにか

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2014年3月15日(土)

 くずし字初級会に出講。徳川中期の「京都覚書」の異本を読んでいる。ある項目の蓮華王院(三十三間堂)の部分を読んでいておやっと思った。

 冒頭に「三十三間堂之築地御修復」とある。徳川時代の三十三間堂は広い大仏境内のなかの一堂舎にすぎないので、現在のような独立した四至を囲む壁はなかったはず(大仏境内と大仏殿=方広寺は別です。大仏殿=方広寺も大仏境内の一堂舎です)。

 ではこの「築地」ってなんだろう。

 すると考えられることはひとつ。現存する「太閤塀」、すなわち大仏境内の西・南を画する塀だろう。え、

 くどいが「太閤塀」は大仏境内を画する築地であって、三十三間堂単体のものではない。なのに「三十三間堂之築地」と呼ばれているわけだ。どういうことだ。

 いろいろ考え直さないといけないことだらけだ。何かを見落としている。

 現在の認識だけで古いものを見てはいけないし、古いことも画一的に見てはいけないということだ。いつもわかったような気になっていてはならん。戒め。

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2013.05.29

次回のくずし字初級会のお知らせ

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【講座】中村武生のくずし字初級会、第4回目のご案内です。

           記

日時:2013年6月15日(土)午後2時40分~4時40分ごろ

場所:キャンパスプラザ京都、5階第3・4演習室(JR京都駅前、下京区西洞院塩小路下ル)

参加費:千円

持参するもの:鉛筆、けしごむ、原稿用紙、できれば『くずし字用例辞典』(東京堂出版)

予約不要。

※今後は7月20日(土)、8月17日(土)、9月21日(土)に行います(時間・場所は同じです)。

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2013.05.25

幕末会津家臣本多四郎日記を読み始める

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 2013年5月24日(金)

 幕末会津家臣、本多四郎(行忠、京都常詰御本隊御先備甲士勤<『慶応年間会津藩士人名録』、勉強堂書店、197ページ>)の日記(世話集聞記、現存全8冊、文久3年1月~慶応2年5月<欠あり>、国立公文書館蔵本)を読み始める。

 まだ冒頭文久3年1月1日~2日(1863)。でもいろいろ気づく。

 国立公文書館のほか、山口県文書館に写本がある。いずれも1878年(明治11)11月、本多四郎の兄小野権之丞所蔵本から筆写したもの(奥付、もしくはそれぞれの館のホームページの書誌情報)。

 その小野権之丞所蔵原本はいまどこにあるのだろう。行方不明。でも大日本維新史料稿本(東京大学史料編纂所データベース)の文久3年1月2日条(会津侯松平容保が天杯と御衣を賜る)をみると、ある時期「原本」は、渋沢家が所有していたとある。

 もう少し書誌的なことにもこだわっておきたいところ。しばらくお付き合いするのだから。

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2013.05.17

【講座】中村武生のくずし字初級会のご案内

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【講座】中村武生のくずし字初級会、第3回目のご案内です。

           記

日時:2013年5月18日(土)午前12時50分~14時

場所:キャンパスプラザ京都、4階第4講義室(JR京都駅前、下京区西洞院塩小路下ル)※いつもと時間・場所が異なります

参加費:千円

持参するもの:鉛筆、けしごむ、原稿用紙、できれば『くずし字用例辞典』(東京堂出版)

予約不要。

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2013.02.08

【講座】中村武生のくずし字初級会ご案内

【講座】中村武生のくずし字初級会のご案内です。

「くずし字」初心者むけの講座をはじめます。月一回の土曜日です。どうぞおこしください。

           記

日時:2013年3月16日(土)午前12時30分~13時40分

場所:キャンパスプラザ京都、5階第4演習室(JR京都駅前、下京区西洞院塩小路下ル)

参加費:千円

持参するもの:鉛筆、けしごむ、原稿用紙、(すでにお持ちなら)くずし字辞典(ただし無理に買われないでください。適切なものを当日紹介します)

予約不要。先着30名。

次回は4月。日程未定。3月上旬に告知します。

※継続開催の「中村武生のくずし字研究会(くずし字入門改め)」は募集を停止しました。こちらに限って一般のご参加はできません。ご容赦ください。

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