美子皇后の龍馬の夢(「葉山の御夢」)は虚偽か
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1月2日夜の美子皇后の番組を視聴して、「葉山の御夢」の是非を論じるうえで洛南寺田屋問題は重要と再認識。今回全くそれが取り上げられなかった。美子皇后のそばにいたのは宮内大臣田中光顕ではなく、皇后宮大夫香川敬三である。田中ら土佐派閥の野望説で処理できないほど、複数の人物と事件がからんでいる。
戦意高揚を目的としてこの話が流布されたことを否定しない。それと夢そのものが虚偽であったかは別。美子皇后へのインタビューシーンで夢の真偽について「忘れた」と言わせていたが、夢から派生した出来事に彼女は関り続ける。それが寺田屋復興問題。忘れていたとは思いにくい。
この件は拙著『京都の江戸時代をあるく-秀吉の城から龍馬の寺田屋伝説』(文理閣、2008年)に記したが、論文の体を取らなかったためか、アカデミズムでは相手にされていない。文化庁文化財部記念物課『近代遺跡調査報告書―政治(官公庁等)』(2014年)所収の拙稿「寺田屋跡」ではこの件ふれられなかった。
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