撤去しました。「小松帯刀寓居参考地」碑
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2008年(平成20)、京都市上京区一条堀川東入ル南側(松之下町)に建立した「小松帯刀寓居参考地」などと刻んだ標石および副碑を、本日までに撤去した。
幕末の薩摩島津家家老小松帯刀が住居した近衛家御花畑別邸は、当該碑建立ののち、桐野作人氏の研究などによって、室町通鞍馬口下ル付近(幕末期の「室町頭」)である可能性が高まり、 一条堀川東入ルの近衛邸跡は誤りであることが明らかになったからである。
とはいえ、当該碑には、源頼光や藤原道綱母などの一条邸跡や、応仁の乱洛中合戦跡などの事項も刻んでおり、これらは誤りではない。
将来にはこれらを改めて刻んだ石碑を新たに建立する予定である。
取り急ぎ報告いたすものである。
2015年8月1日
特定非営利活動法人京都歴史地理同考会理事長、中村武生
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