松岡司さん『正伝岡田以蔵』を読んで
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松岡司さんの『正伝岡田以蔵』(戎光祥出版、2014年1月刊行)を読んだ。
一定以上の一次史料を読んで岡田を評すると冷淡に扱わざるを得ず(いわゆる土佐勤王党メンバーを無思慮な自白で死地に追いつめた)、良質の史料をあまり読まずに書くと愛情過多となる場合がある(司馬遼太郎などの著作による武市半平太から犬猫扱いにされたという誤解からの同情)。
本書は幕末土佐史料に最も精通した一人である著者が、きわめて実証的な岡田を描き、しかも愛情が込もっているという点で特筆すべき作品と思えた。爽やかな読後感があった。いわゆる土佐勤王党に関心のある方には一読をおススメする。
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