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2013.02.28

北垣聰一郎さん「聚楽第の石垣にみる秀吉の意志」

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 昨日の朝日新聞夕刊の文化欄に、北垣聰一郎さんの「聚楽第の石垣にみる秀吉の意志」という論説が載りました。

 北垣聰一郎さんは日本の石垣研究の権威です。

 石垣研究のなかでこのたびの聚楽城本丸南辺石垣の位置づけをしておられます。

 転用石材が全くなかったことに注目され、聚楽城が古代天皇の居所である平安宮内裏跡という由緒地を選んで建設していることから、「聖なる空間に対して、政治的、軍事的な優位性を誇示するため」、「より美しく豪快で華麗な、城郭石垣の完成をめざした秀吉の強い意志をうかがわせる」と位置付けておられます。

 最後に「現地保存を決定された関係者各位の努力に敬意を表したい」と述べられた上で、「一方、遺構をそのまま見たいという地域住民の声もある。隣接する公的空間の活用などをふくめて、さらなる工夫があってよいだろう」と記されています。

 「保存」は<史蹟>に指定したうえでないと将来に不安を残すという僕の立場からは、埋め戻すだけではとうてい「敬意を表」せません。

 ただ僕らの望む公園計画にふれてくださり、賛同してくださったことはたいへんありがたいと存じました。

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