岩倉具視ゆかりを食べて、御土居堀のウォークを考える
9月2日(木)はれ
NHK文化センター京都教室「幕末を食べる」に出講。
今回の会場は、左京区山端(やまばな)の平八茶屋。
近世には万屋平八といい、幕末期、旧愛宕(おたぎ)郡岩倉村に居住中の岩倉具視が酒を徳利(樽ではなくて)で購入するなど使用していたことが確実な店である(大久保利謙『岩倉具視』増補版、120ページ、中央公論社、1990年)。
建物は母屋が寛政9年(1797)のものである。岩倉存世中の建物が現存するわけである。
実に魅力的な店なのだが、寺田屋や幾松にくらべて知られていないように思える。だから今回推薦した。受講者、ひとりも過去に来ておられなかった。喜んでいただいたと思う。
ほんとうはそのあと、オプションで、旧岩倉村に行き、国史蹟「岩倉具視幽棲旧宅」をたずねられたらよかったと、あとからきづいた。申し訳ありません。ついでにいえば、平八茶屋のかま風呂にも入って(+千円)。
そのあと担当さんと懇親して(今回で担当をはずれる)、北区役所に行く。
本年の11月23日、「北区民秋まつり」で「御土居堀ウォーキング」が行われる(無料。参加資格は問いません)。その講師とコーディネートを依頼されたので、その打ち合わせのため。
申し込みは10月15日から。
打ち合わせ終了後、急いで帰宅し、新住人の到来をまつ。
| 固定リンク