龍馬伝第28回をみた
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龍馬伝第28回「武市の夢」をみた。
すごいストーリーでしたね。見てられない。
山内容堂が武市半平太の獄舎に入ってきていた。もちろんそんな事実はない。
「山内容堂様が(獄舎で)同じ地べたに座った。上士と下士もない時代がくるといった10年前の龍馬の言葉を思いだして感動した。奇跡だ」みたいなことをいっていた。
まったく事実のない設定で感激させてもなあ。絶句するところか。
武市が容堂に「吉田東洋を斬らせたのは自分だ」といった。ありえない。もしそんなことをいったら切腹ではすまないだろう。
このころの刑の根拠は自白が第一であった。だからいろんな証拠があっても自白がなければ極刑にはならない。
武市の実弟田内衛吉は、拷問にたえかねて自白をしてしまった。死刑・獄門は確実になった。だから武市自身が毒を盛らせて即日自殺させた。
死刑・獄門では武士の面目がたたないからである。だから自殺するのである。
以蔵の毒殺許可をその父弟に求めたのは、しゃべりすぎてみなが迷惑するということもあるが、打ち首・獄門が確実になったいま、武士の面目がたたない。だから面目を守るために死なせてやろうとしたともいえる。
それを父弟はわからなかったわけだ。実際打ち首・獄門になったのに。
ドラマでは以蔵はついに口を割らなかった。口を割らなかった者を殺すことはない。
現実のはなし。この「勤王党」の獄で口を割らなかった者で死罪になった者はいない。半平太が唯一の例外で切腹になっただけ。それだけ容堂は半平太をにくんでいたともいえる。
これに対して口を割った者は以蔵をふくめ4人。これは全員打ち首・獄門になっている。
この時期の土佐の法制はこういう感じだった。そのシステムをご存じなかったようである。残念なことだ。
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