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2010.02.19

「祇園町そのほか新地も、誠にひっくりかえり候」

 いつもの「くずし字入門」に出講した。

 本日はあたらしい方が2人あった。くずし字経験がおありだったので、なかなか読めておいでだった。

 みなさんとなじんでいかれたらいいのだが。よろしればまたお越しください。

 今回は、京都の町触が筆写されたものを読んだ。嘉永4年(1851)12月11日付の、祇園町、祇園新地、二条新地、北野、七条新地の「遊女商売ならびに芸者ども」を免許する触れなどである。

 すでに京都町触研究会編『京都町触集成』12巻(岩波書店、2刷1995年)に掲載されているものなので(89ページの史料番号269と270)、新味がないようであるが、そうでもない。

 この触れを受けての、当日記の記主(松屋田渕治兵衛)の感想が記してある。それがおもしろい。

 「右の御触、出候につき、大いに人気なお(治)り、祇園町そのほか新地も、誠にひっくりかえり候様候」(原文を少し修正)。

 遊郭が復興して、地域が活性化したことを伝えているのである。

 町触とそれを受けた都市民の感想がセットで残された、興味深い部分だった。

 次回も関連史料である。

 関心のある方はぜひお越しください。

  記

 日時:2010年2月26日(金)午後0時30分~午後1時40分

 場所:キャンパスプラザ京都、5階第3・4演習室(京都市下京区西洞院塩小路下ル東側。JR京都駅から西へ徒歩5分。ピックカメラの前)

 参加費:500円

 案内:中村武生(歴史地理史学者、京都女子大学非常勤講師)

 テキスト:松屋田渕治兵衛日記(筆者蔵)

 ※予約不要。直接お越しください

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