「祇園町そのほか新地も、誠にひっくりかえり候」
いつもの「くずし字入門」に出講した。
本日はあたらしい方が2人あった。くずし字経験がおありだったので、なかなか読めておいでだった。
みなさんとなじんでいかれたらいいのだが。よろしればまたお越しください。
今回は、京都の町触が筆写されたものを読んだ。嘉永4年(1851)12月11日付の、祇園町、祇園新地、二条新地、北野、七条新地の「遊女商売ならびに芸者ども」を免許する触れなどである。
すでに京都町触研究会編『京都町触集成』12巻(岩波書店、2刷1995年)に掲載されているものなので(89ページの史料番号269と270)、新味がないようであるが、そうでもない。
この触れを受けての、当日記の記主(松屋田渕治兵衛)の感想が記してある。それがおもしろい。
「右の御触、出候につき、大いに人気なお(治)り、祇園町そのほか新地も、誠にひっくりかえり候様候」(原文を少し修正)。
遊郭が復興して、地域が活性化したことを伝えているのである。
町触とそれを受けた都市民の感想がセットで残された、興味深い部分だった。
次回も関連史料である。
関心のある方はぜひお越しください。
記
日時:2010年2月26日(金)午後0時30分~午後1時40分
場所:キャンパスプラザ京都、5階第3・4演習室(京都市下京区西洞院塩小路下ル東側。JR京都駅から西へ徒歩5分。ピックカメラの前)
参加費:500円
案内:中村武生(歴史地理史学者、京都女子大学非常勤講師)
テキスト:松屋田渕治兵衛日記(筆者蔵)
※予約不要。直接お越しください
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