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2009.06.29

福島克彦氏『畿内・近国の戦国合戦』を恵贈された

 最近、以下の書籍を頂戴した。

 福島克彦氏『畿内・近国の戦国合戦』(戦争の日本史11、吉川弘文館、2009年7月、2500円+税)

 福島克彦さん(大山崎町歴史資料館学芸員)は、僕よりふたつ年上の1965年生まれの方で、都市史や城郭研究でこれまで深く学ばせていただいてきた。

 ある時期は、研究会などでよくお目にかかり、終了後、食事をしたり飲みにいったりして議論させていただいていた。

 あまりに白熱して、ケンカしていると勘違いされて周囲から怒られたこともあった(大阪市中央区の城郭談話会の懇親会でした)。

 最近は僕の活動が違う方向へむいているので、お目にかかる機会が少なくなったのが残念である。

 本書は福島さんの最初の単著である。戦国期の日本の中心は京都やその周辺であるから、「畿内・近国の戦国合戦」なんて本はよくあるものかと思っていた。

 が、拝見して、驚いた。むしろ戦国期は地方の時代で、畿内・近国中心で語られたことはほとんどなかったようだ。

 よく知ったできごとでも、福島さんの斬新な視点で語られ、新しい位置づけで浮き上がった内容も多い。

 たとえば本願寺8世の蓮如が、越前吉崎や山城山科など、寺や町を要害化したように理解されてきたが、その蓮如に「専守防衛」の意識があったというのは、語られているようで語られてなかったのではないかと思えた(本書200ページ)。

 お勧めいたします。とてもおもしろい本です。福島さん、ご恵贈、ありがとうございました。

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