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2008.03.10

皇太后の山寺こと山科の安祥寺を参拝する

3/9(日)はれ
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 NPO法人山科醍醐こどものひろばに参加。
 今回は子ども・大人、あわせて10余名。

 山科区御陵の安祥寺の特別拝観が許された。

 平安前期、文徳天皇の生母、藤原順子創建の寺。
 いうまでもないが、醍醐寺より古い。

 醍醐寺と同様、上寺と下寺にわかれていた。
 上寺は古くに廃絶し、下寺も江戸前期に公収され、毘沙門堂の敷地とされてしまった。
 
 現在地は旧地から至近とはいえ、別の場所にある。

 詳しくは最近でた『皇太后の山寺』(柳原書店、2007年)を御覧下さい。

 ふだん非公開である。
 実は今回、はじめて立ち入る。

 明治期に焼けた多宝塔に安置されていた五智如来は京都国立博物館で拝んだ。
 現地にたちたかった。
 念願かなった。

 住職さん、とてもよい方で、ほっこりさせていただいた。
 
 「廃絶した」、という印象があったが、なんのなんの、荒れているが現状も充分ステキなお寺だった。
 青龍権現をぐるりと囲う水路が立派なこと。

 今度は中村ゼミできてみたいものだ。

 帰途は山階寺跡建碑予定地へ。
 山階寺跡の位置は最近、吉川真司さんが明らかにされた(前掲『皇太后の山寺』)。
 その成果にもとづいて、山科のNPOが近々建碑される。

 興福寺の前身で、藤原鎌足の墓所の地だ(高槻市・阿武山古墳は文献史の方法上、ありえない)。
 山科区民にとってほこるべき歴史だ。
 その地が実証的な成果により推定でき、間髪いれずに建碑されるというのは本当にすばらしい。

 そのあとアスニー山科へいき、本年度の解散式。
 完成された冊子を3冊いただく。

 はれがましい部分に僕の文章も載っている。
 今年も全力はついやせなかったが、リタイヤせずにかかわれた。

 来年もお誘いいただいている。
 来年はまた、子どもだけの会にもどる。
 また心をあらたにせねば。

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