連載5「滋賀県の三宅碑」
「京都に石碑を建立す」連載5
番外編その1「滋賀県の三宅碑」
8/24(水)のつづき
古高俊太郎の先祖墓地を離れたあと、旧中山道を通って、JR守山駅へ戻る。
夕方5時少し前。
日暮れにはまだ時間がある。
もう一件、行っておきたいところがある。
滋賀県唯一の三宅碑です。
以前、某所で三宅碑の講演をしたとき、お客さんから教えてもらったのです。
「滋賀県にもあったなんて・・・。」
とっても驚きました。
早く実見したかったのですが、なかなか行けず。
今日は何としてでもと、やってきました。
場所はJR草津線「三雲」駅前(旧甲西町三雲〈現湖南市〉)。
旧東海道沿いです。
碑銘は、
(表)微妙大師万里小路藤房卿墓所
(左)妙感寺 従是二十二丁
(裏)昭和四年夏京都市三宅清治郎建之
です(写真はクリックすると拡大します)。
お気づきでしょうか。
いつもの碑とちがいますね。
そう。
「安兵衛遺志」ではないのです。
三宅清治郎、自分の氏名をちゃんと書いているのです。
どうしてか。
おそらく建立地が京都ではないからでしよう。
ほかにも「三宅清治郎建之」や「三宅洛園建之」という碑が確認できていますが、いずれも京都府以外か、昭和5年以後です(「洛園」は清治郎の雅号)。
つまり「亡父の遺言」の条件と異なる場合です。
(つづく)
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