御土居堀ものがたり第4回目を行う
本日は佛教大学四条センターで講演の日です。
講座「御土居堀ものがたり」も今回が4回目、折り返し地点です。
今回は「江戸時代の管理と活用」というタイトルです。
京都の惣構(そうがまえ)、いわゆる御土居が、豊臣期のあと江戸時代にどのように「生きた」かについて、論じました。
個別テーマは、河原町通沿いの土塁が寛文以後開発される話、角倉(すみのくら)家が支配を任されながら最後は解任される話、「藪」としての意義、本当に洛中洛外の「境界」と認めてよいのか、などについてお話しました。
暑い中なのに、お客さん約75人も来て下さいました。
多いです。
関係者にうかがいますと、暑いとき、寒いときはお客さんが激減するそうです。
ありがたや、ありがたや。
いつも話題になることは、拙著『御土居堀ものがたり』はいつ出るのか、です。
昨日版元に尋ねましたところ、今月末は困難だそうです。
8月上旬ではないでしょうか。
さらに遅れるようでしたら、それはただごとではありません。
終了後、四条烏丸で祇園祭の山鉾の組み立てを見る(写真)。
京都惣構の構築により、天正19年(1591)から慶長6年(1601)まで、祇園祭の神幸祭は邪魔されました。
今年もあと5日で神幸祭です。
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