山科本願寺・寺内町を考える市民の会、ミニシンポに参加
6/25(土)はれ
「山科本願寺・寺内町を考える市民の会」主催のミニ・シンポに参加する。
同会は1997年に組織され、隔月で市民向けの講演会を催してきました。
私は結成以来、事務局員として関わってまいりました。
4月に講演会が50回に達したのと(23日)、先月15日、第6回和島誠一賞を受賞したことを記念して、今回ミニ・シンポを開いたわけです。
山本正明会長のご挨拶のあと、結成に大きな役割を果たされた仁木宏さん(大阪市立大学)の基調講演がありました。寺内町研究の10年余の歴史を丁寧に振り返られました(写真)。
つづいて前田哲哉事務局長から市民運動の経過説明があったのち、シンポジウムです。
草野顕之さん(大谷大学)が司会となられ、私もコメンテーターとして参加しました。
意見を求められましたので、中世都市史研究とはいえ、もっと近世段階の解明が必要であろうと申しました。
そこからおのずから遡及的に中世が見えてくるという視点です。
山科寺内町跡に限れば、近世において東西両本願寺が所有権をめぐって争ったという話があります(山科旧蹟問題)。
そのため両本願寺の別院は、遺跡地そのものには建設できず、一歩外の隣地に建てたと説明されてきました。 しかしこの話はどこまで事実か疑わしい点があります。
僕は中世都市「山科本願寺・寺内町」の研究に、この問題の解明からみえてくるものがあると思っています。
つまりは僕がしたらいいのですが、未だ手をつけておりません。
拙稿「山科本願寺・寺内町跡の近世・近代」に概要をふれました(山科本願寺・寺内町研究会編『戦国の寺・城・まち-山科本願寺と寺内町」』法蔵館、1998年)。
ご参照ください。
参加された一般の方からも活発なご意見を頂戴し、改めてこの史蹟への関心の高さを感じました。
終了後、近くのホテルの喫茶店で事務局の慰労会。
みなさまご苦労様でした。
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